和歌山市広報note

和歌山市広報広聴課が運営する公式note。 主に、市外にお住いの方々向けに、住みたいな…

和歌山市広報note

和歌山市広報広聴課が運営する公式note。 主に、市外にお住いの方々向けに、住みたいな、行ってみたいな、応援したいなと思っていただけるような和歌山市の情報を、選りすぐって深掘りしていきます。

マガジン

  • #和歌山市の観光・イベント

    和歌山市で旬の観光スポットやイベントをまとめています。

  • 有吉佐和子文学賞 入賞作品集

    和歌山市主催「有吉佐和子文学賞」。 「有吉佐和子文学賞」は、和歌山市出身の偉大な作家、有吉佐和子の顕彰し、文学について学ぶ機会を創出し、本市の文化的風土を醸成することを目的とし、令和5年12月に塚本治雄基金を活用させていただき、創設した文学賞です。 第1回(令和5年度)は、ご自身のことや世の中のこと、和歌山への想いなどについて、思ったまま、感じたままに表現いただくことを目的としてエッセイの作品を募集いたしました。

  • #和歌山市の産業・ものづくり

    和歌山市の優れた技術やノウハウ、独創的なアイデアをもとに新商品開発に取り組む中小企業の販路開拓を応援する「和歌山市チャレンジ新商品認定制度」 noteを開始して以降、令和3年、4年の「和歌山市チャレンジ新商品」をご紹介♪

  • #和歌山市への移住・定住 まとめ記事

  • #和歌山市で企業立地・ワ―ケーション まとめ記事

    和歌山市が実施する取組や制度を活用し、和歌山市への立地をしていただいた企業を紹介します。

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記事一覧

平安貴族も魅了した「和歌の聖地 和歌の浦」誕生 1300年を盛り上げる!前年度に募集し厳選した短歌55首を一挙公開!!

ご覧いただきありがとうございます。 和歌山市広報広聴課です。 神亀元年(724年)、万葉の歌聖・山部赤人が と詠み、令和6年(2024年)は1300年の節目の年です。 以降…

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第1回有吉佐和子文学賞 最優秀賞 「手紙」日沼よしみ(山梨県南アルプス市)

ご覧いただきありがとうございます。 和歌山市広報広聴課です。 最後に、「第1回有吉佐和子文学賞」受賞作品のなかから最優秀賞作品をご紹介させていただきます。 第1回有…

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第1回有吉佐和子文学賞 優秀賞 「杜鵑草」原徹(愛媛県伊予郡松前町)

ご覧いただきありがとうございます。 和歌山市広報広聴課です。 今回も「第1回有吉佐和子文学賞」受賞作品をご紹介させていただきます。 第1回有吉佐和子文学賞 優秀賞 「…

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第1回有吉佐和子文学賞 佳作 「胸の中でひかるもの」桑原祥恵(東京都足立区)

ご覧いただきありがとうございます。 和歌山市広報広聴課です。 今回も「第1回有吉佐和子文学賞」受賞作品をご紹介させていただきます。 第1回有吉佐和子文学賞 佳作 「胸…

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第1回有吉佐和子文学賞 佳作 「私を生かす心の栄養」後藤里奈(東京都杉並区)

ご覧いただきありがとうございます。 和歌山市広報広聴課です。 今回も「第1回有吉佐和子文学賞」受賞作品をご紹介させていただきます。 第1回有吉佐和子文学賞 佳作 「私…

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第1回有吉佐和子文学賞 佳作 「継承の地」松村典子(大阪府大阪市)

ご覧いただきありがとうございます。 和歌山市広報広聴課です。 今回も「第1回有吉佐和子文学賞」受賞作品をご紹介させていただきます。 第1回有吉佐和子文学賞 佳作 「継…

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平安貴族も魅了した「和歌の聖地 和歌の浦」誕生 1300年を盛り上げる!前年度に募集し厳選した短歌55首を一挙公開!!

ご覧いただきありがとうございます。 和歌山市広報広聴課です。 神亀元年(724年)、万葉の歌聖・山部赤人が と詠み、令和6年(2024年)は1300年の節目の年です。 以降、和歌の浦は和歌の聖地となりました。 玉津島神社には和歌の神が祀られて、歌人の憧れの地となり、多くの和歌に詠われています。 万葉の時代からその風光明媚な風景で人々を魅了するこの地域は、藤原公任や藤原頼道といった平安貴族も訪れ、平成29年度には「絶景の宝庫 和歌の浦」として日本遺産に認定されました。

第1回有吉佐和子文学賞 最優秀賞 「手紙」日沼よしみ(山梨県南アルプス市)

ご覧いただきありがとうございます。 和歌山市広報広聴課です。 最後に、「第1回有吉佐和子文学賞」受賞作品のなかから最優秀賞作品をご紹介させていただきます。 第1回有吉佐和子文学賞 最優秀賞 「手紙」今年、後期高齢者に突入した私。 腰こそ曲がってはいないけれど、髪は何年も前に染めるのを止めたので真っ白だし、新聞を読むのに老眼鏡の上に拡大鏡を掛けなければならないこともあります。子供たちと一緒に近くの神社にお詣りすれば、石段でつまずいて顔中血だらけになる始末。 そんな私が、実は今

第1回有吉佐和子文学賞 優秀賞 「杜鵑草」原徹(愛媛県伊予郡松前町)

ご覧いただきありがとうございます。 和歌山市広報広聴課です。 今回も「第1回有吉佐和子文学賞」受賞作品をご紹介させていただきます。 第1回有吉佐和子文学賞 優秀賞 「杜鵑草」杜鵑草は秋の草花である。地味ではあるが、晩夏から初冬まで長期間にわたり、日陰でも咲く生命力の強さゆえに、「秘めた思い」という花言葉を持つ。 5年あまり前の8月末、病のために入院した妻は、娘にわが家の食事の支度を託した。ただ、ほとんど家事経験がなかった娘の料理は当初、食材を大胆にぶつ切りし、調味料で煮込

第1回有吉佐和子文学賞 佳作 「胸の中でひかるもの」桑原祥恵(東京都足立区)

ご覧いただきありがとうございます。 和歌山市広報広聴課です。 今回も「第1回有吉佐和子文学賞」受賞作品をご紹介させていただきます。 第1回有吉佐和子文学賞 佳作 「胸の中でひかるもの」大学の四年間、わたしは学生寮に入っていた。 門をくぐり敷地に入ると、手前に男子寮が、奥に女子寮がある。東京のはずれの、緑に囲まれた寮だった。 家賃が安く(月額約2,000円)、入寮には保護者の所得制限があったため、わたしも含め、裕福な家の子は一人もいなかった。 学費を自分で負担している学生も

第1回有吉佐和子文学賞 佳作 「私を生かす心の栄養」後藤里奈(東京都杉並区)

ご覧いただきありがとうございます。 和歌山市広報広聴課です。 今回も「第1回有吉佐和子文学賞」受賞作品をご紹介させていただきます。 第1回有吉佐和子文学賞 佳作 「私を生かす心の栄養」忘れられない味がある。 今から約17年前、私は晴れて都内の大学へ進学が決まり、地元岩手から一人上京した。生活費を抑えるため、キャンパス内にある寮に入り、期待と不安のなかで私の大学生活は始まった。 だが悲しいことに、憧れのキャンパスライフは私のイメージとはかけ離れていた。私が入った寮は、特に規

第1回有吉佐和子文学賞 佳作 「継承の地」松村典子(大阪府大阪市)

ご覧いただきありがとうございます。 和歌山市広報広聴課です。 今回も「第1回有吉佐和子文学賞」受賞作品をご紹介させていただきます。 第1回有吉佐和子文学賞 佳作 「継承の地」「フェアー・イズ・マウント・ワカ?」 (和歌山という山はどこにありますか?) ビッグ愛の展望ロビーで、遠くの景色を観ていたときに、近づいてきた外国人旅行者に尋ねられた。私は即答できず、 「インターネットで調べてみるので少し待ってください。」 と言いながらも、紀の川や和歌川はあるので和歌山もあるはずだろ