「TGC 和歌山 2024」開催 - 今だから話せる和歌山市裏話⑦ - 史跡 和歌山城 天守閣で開催された「Wakayama Winter Fusion 天野喜孝×TOKYO GIRLS COLLECTION」
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和歌山市広報広聴課です。
令和6年2月3日(土)に和歌山市で開催された「oomiya presents TGC WAKAYAMA 2024 by TOKYO GIRLS COLLECTION」に合わせ、史跡 和歌山城 天守閣で「Wakayama Winter Fusion 天野喜孝×TOKYO GIRLS COLLECTION」を開催しました(開催期間:令和6年1月13日から2月12日)。
「Wakayama Winter Fusion 天野喜孝×TOKYO GIRLS COLLECTION」とは
「Wakayama Winter Fusion 天野喜孝×TOKYO GIRLS COLLECTION」は、「TGC 和歌山 2024」の企画・制作をされている株式会社W TOKYOが観光庁の観光再始動事業の採択を受けて実施するインバウンド誘致事業です。
和歌山の地域資源である「史跡 和歌山城 天守閣」を会場とし、日本のポップファッション「TGC地方創生プロジェクト」、アート「天野喜孝氏の作品」をかけ合わせ、海外から日本にお越しいただくみなさまに、新規性や特別感を体験いただくことを目的としました。
天野⽒が発信するファインアート『CANDY GIRL』の世界観を展⽰するファインアートギャラリーやプロジェクションマッピングを展⽰し、和歌⼭の伝統⼯芸品とのコラボによる物販やオリジナルNFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン/偽造不可な鑑定書・所有証明書付きのデジタルデータ)販売を行いました。
「Wakayama Winter Fusion 天野喜孝×TOKYO GIRLS COLLECTION」の実施結果
「Wakayama Winter Fusion 天野喜孝×TOKYO GIRLS COLLECTION」開催期間中の和歌山城への来場者は13,974人。うち、約20%が海外の方が占めました。
アンケートにお答えいただいた826人の国籍はアジア圏、イスラム圏、ヨーロッパ県、オーストラリアやアメリカ、南米など多彩。
「お城という伝統的なものと現代アートのギャップが良かった」
「天守閣でで、対照的にポップカルチャーを見ることができ驚きました」
「新しいアートと歴史をうまく盛り込んでいると思いました。アーティストをサポートする試みはよいことだと思います」
「このイベントをきっかけに、和歌山の歴史をさらに知ることができ、とてもうれしく思いました」
といったご意見をいただくことができました。
夫が、天野喜孝氏がロゴやイメージイラスを手掛けた『ファイナルファンタジー』シリーズのファンだという女性は
「夫は『ファイナルファンタジー』シリーズの大ファンです。夫が展覧会を楽しんでくれてよかったです。 和歌山の歴史を学んだり、流行のアートを見たりしてとても楽しい時間を過ごしました。この素晴らしいアーティストの新しい作品に出会えて嬉しいです」
とのことでした。
和歌山城整備企画課 担当者の感想は……
史跡 和歌山城 天守閣は昭和33年に再建され、昔ながらの展示室のようなつくりであることや、天守が山頂にあり物資の搬送方法も限られています。
ですので、本当にファッションやアートとの融合が図れるのか、と心配はありました。
どんな方法でアート空間をつくるのか、最終的な図面を拝見してご説明をお伺いするまで想像が追い付いてなかったのですが、最終的に、和歌山城という日本の城郭建築と現代アートの相性のよさを感じられるイベントになったと思っております。
天野喜孝氏のアートを発色を損なうことなくお客さまに見せるために、天守閣の内壁沿いに大量の木材で二重構造壁をつくり、転倒しないように梁を繋いで、表具屋さんにはとても丁寧に壁と作品の写しを貼り出していただきました。
設営のための資材の運搬は大変でしたが、準備までのたいへんさ以上の価値のイベントが実施できたのかな、と思いました。
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