東京・日本橋 ミシュラン一つ星店フレンチシェフから、和歌山の子どもたちへ「ミライの給食」―和歌山市立三田小学校同窓生が主催②
ご覧いただきありがとうございます。
和歌山市広報広聴課です。
前回、令和6年3月20日(水・春分の日)に和歌山市立三田小学校で開催された「食と子どもと、未来をつなぐ―和歌山の生産者とモダンフレンチの旗手が贈る ミライの給食 2024」について概要をご紹介させていただきました。
主催は三田小学校49年会のみなさまです。
当日の様子は以下のように動画にもしてくださっています。
動画撮影:山本 琢哉(ORANGE BLUE)
「ミライの給食 2024」は「食と子どもと、未来をつなぐ給食」です。
地域で生産したものを、地域で消費する――「地産地消」は、地域の経済活性化のほか、輸送エネルギーの削減と環境保全につながる取組です。
地域の食材のおいしさを地域の子どもたちに知っていただき、食べてもらう絶好の機会を、地域のみなさまから企画・実施いただいた貴重な機会となりました。
今回は「ミライの給食 2024」のために食材をご提供いただいた和歌山の生産者さまを、50音順でご紹介させていただきます。
1. OGATA養殖技術研究所
和歌山県西牟婁郡白浜町で鮎の養殖をされている事業者さまです。
OGATA養殖技術研究所さまは「鮎の気持ちになって育てる」ことを一番大切にしています。
絶妙な苦みが特長の鮎ですが、稚鮎は苦みが少なく、頭からしっぽまでまるまる食べられます。
魚へんに占うで「鮎」という漢字でもある通り、占いに使われていたという説もある鮎は、古来から食べられていた食材です。
「ミライ」に継いでいきたい食材なので、こういった機会に活用いただけて嬉しかったとのことでした。
2. 小川農園
「ミライの給食 2024」には、にんじんをはじめ、季節の野菜をご提供いただいた、和歌山市内の農園です。
小川農園さまがお野菜を出荷している飲食店事業者さまから、だし殻などの廃棄物を、引き取りを肥料にし、また、お野菜を育てる循環型農園を運営されています。
夏はショウガ、冬は大根といった、和歌山市で生産が盛んなお野菜をはじめ、一年中お野菜を育てられているとのこと。
季節ごとの味の違いを確かめてほしいとのことでした。
3. カネナカ水産株式会社
和歌山市中央卸売市場で、主に、和歌山市内南部、雑賀崎、田野、和歌浦エリアの鮮魚の卸をしていただいているカネナカ水産さまからは「紀州 足赤えび」をご提供いただきました。
「紀州 足赤えび」は下記の記事でも取り上げさせていただいた、地元漁師さんもイチオシのえびです。
4. 紀州和華牛協議会
健康志向のなか需要が高まりはじめた約10年前、和歌山県畜産試験場が、エコマネジメント株式会社さまや近畿大学等の研究機関とともに、「高タンパク質」「低カロリー」な赤身肉がおいしいブランド和牛の研究・開発を進めて誕生した「紀州和華牛」をご提供いただきました。
和歌山県特産品や県内の食品加工からでる副産物を60%以上使用した飼料を食べて育った「紀州和華牛」は、ビタミンのほかにたんぱく質も豊富です。
一般的な霜降り和牛と比べると、脂肪の融点は平均で-5℃以上と非常に溶けやすく、ビタミンEの含有量は平均で170%に増加しているのが特長です。
5. 藏光農園
今回、和歌山県の特産品である梅と柑橘をご提供いただいた日高川町の藏光農園さま。
普段から見学や収穫体験を受入れ、農産物の生産現場を知っていただく活動に取り組まれています。
みかんの生産量、全国一を誇る和歌山県。藏光農園さまは、和歌山県で育つみかん以外の柑橘も知っていただき、「自分が好きな柑橘はこれ!」というのを見つけて帰っていただきたいなという思いで、柑橘をご提供いただきました。
上記写真の撮影:照井壮平(maisonphotographie)
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今回は食材をご提供いただいた9事業者さまのうち5事業者さまをご紹介させていただきました。
和歌山が誇る食材を取り扱われる事業者さまばかりなので長くなりました。
他の4事業者さまのご紹介は後半に続きます。
フレンチレストラン「La paix(ラペ)」さまには和歌山市のふるさと納税返礼品として、東京のお店でのお食事券をご提供いただいております。
和歌山市へのふるさと納税(元気わかやま市応援寄附金)の詳細については本市ホームページからご確認いただけます。