「TGC 和歌山 2023」開催!今だから話せる和歌山市裏話⑤-子ども・若者の活気醸成編(パブリックビューイングのプロジェクトリーダーは次世代のまちづくり継承したい!)
ご覧いただきありがとうございます。
和歌山市広報広聴課です。
令和5年2月11日(土)に開催された「oomiya presents TGC WAKAYAMA 2023 by TOKYO GIRLS COLLECTION(以下、TGC 和歌山 2023)」の今だから話せる和歌山市裏話も、今回で5話目。
最終話は、「TGC 和歌山 2023」を大画面で楽しめる!
和歌山駅西口地下広場(わかちか広場)の大型ヴィジョンで放映したパブリックビューイングのプロジェクトリーダーを務めた、アーウィンさんにお話を伺いました。
「TGC 和歌山 2023」パブリックビューイングイベント、実施に至るまでの経緯
大人気だった「TGC 和歌山 2023」は、8,200人のお客さまにご来場いただきました。
チケットは和歌山市民先行抽選発売から始まり、段階的に販売されていったのですが、すぐに完売してしまう盛況ぶりでして。。。
抽選で外れてしまった方にも、パブリックビューイングで楽しんでいただけないかと、和歌山市が主催。
和歌山リビング新聞社が発行する地元情報誌『LiSM』で、和歌山県内飲食店について連載記事を担当する等、和歌山市内の若者たちのトレンドに詳しいアーウィンさんにご相談を持ち掛け、JR和歌山駅近くのみその商店街を中心にまちづくりに関わっている株式会社IKOTAS(イコタス)さんと連携して、「TGC 和歌山 2023」のパブリックビューイングを実現させたとのこと。
なんでも、和歌山市から「TGC 和歌山 2023」のパブリックビューイング企画の話があったのが令和4年末のこと。
普段、会社員をされているアーウィンさんは、年末年始ってお忙しいわけで、動き出せたのが令和5年のお正月明けから……実質、1ヵ月とちょっとで、
ターゲット選定等からのイベント企画
出店店舗さまへのお声がけ
ご協力いただける運営スタッフの募集
SNS等を利用してのイベント告知
イベント当日の運営管理
などをしていただいたそうで、これ、アーウィンさんがこれまでに培われてきた人とのつながりと、機動力によるところだと思います。
地元情報誌で連載記事を書いていた20代。和歌山市には若者が遊ぶところがなかった
去年30歳になったばかりというアーウィンさん。
20代のときに地元情報誌で、若者が遊べるスポットの紹介記事を書いていたときは、正直、和歌山市内には遊べるようなスポットは少なかったと言います。
今では、和歌山市でも毎月イベントが開催されるようになったと、アーウィンさんは感じているそうです。
夏には紀州おどり「ぶんだら節」と「おどるんや~紀州よさこい祭り~」の同日開催の大きなイベントがあって、冬になると「フェスタ・ルーチェ」がある。
そういった全世代を巻き込めるエンターテインメント性の高いイベントが、ここ数年で、和歌山市内にも確立されるようになったを感じていて、そういった環境は40代、50代の先輩たちがつくってくれたのだと実感しているとのこと。
そして、まちづくりの先輩たちの活動に影響された同世代の若者たちが、自らもイベントを運営・企画をし始めていることに刺激を受け、30歳になる節目を迎えたこともあり、自分でも和歌山市やそこに住む方のためになにか企画してみたいと思ったとのこと。
「TGC 和歌山 2023」パブリックビューイングイベントを企画してみて感じた"可能性"
「TGC 和歌山 2023」パブリックビューイングは、「TGC 和歌山 2023」と同じく、10~20代の女性をターゲットにしていたそうです。
若い女性に人気がある飲食店さまにお声がけいただき、参加のお願いをしてくだいました。
アーウィンさん個人のInstagramでの告知投稿は、約18万回の表示回数を獲得。「TGC 和歌山 2023」の開催された令和5年2月11日当日は、若い女性に人気のある飲食店さまの出店告知で11時から集客し、14時からのパブリックビューイングに流れていくことを想定していたのですが、実際はパブリックビューイングを目的に13時ごろから人が集まりだしたとのこと。
パブリックビューイング開始直後は
「失敗したかな?」
という思いも、アーウィンさんのなかではよぎったとのことでしたが、最終的には、のべ2,500人が来場!
しかも、来られたのは、ターゲット層である10~20代の女性だけではなく、それ以外の層の方たちも。
子連れのファミリーや地元のご高齢の方々など、人が集まるところに、人が集まるんだなと実感したとのことで、「東京ガールズコレクション」というコンテンツは、特定の年齢層が楽しむだけではなく、幅広い年代層が巻き込めるのだと感じたそうです。
アーウィンさんはおっしゃいます。
「若者だけで集まるのも楽しいけれど、ご高齢の方々も置いていかない、多くの世代を巻き込めるイベントを心掛けたい」
準備期間が短かったことや、イベント会場への人流をつくりたいと思ってJR和歌山駅の地下を会場としたものの、人の導線には課題があったのではないかと、イベントの企画・運営に関して、今後につながる知見が得られたとのこと。
「TGC 和歌山 2023」の開催により、挑戦できる機会ができたことがとても有難かったとおっしゃっていました。
「TGC 和歌山 2023」パブリックビューイングにご参加いただきました店舗一覧
noteを編集している私も「TGC 和歌山 2023」パブリックビューイングの様子は拝見していて、若者だけではなく、ファミリー層も集まり、人が集まっているからか、通りすがりのご高齢の方々も足を止めている風景が印象的でした。
「TGC 和歌山 2023」パブリックビューイングの企画・運営の経験をしたアーウィンさん。今後の活動は?
「TGC 和歌山 2023」パブリックビューイングの企画・運営は、アーウィンさんよりもさらに年下の、活力ある20代の若いチームに携わっていただいたとのこと。
和歌山市で若者も含めた多くの世代の方が楽しめるイベントを自らつくっていく気運というのは先輩たちがつくってくれたので、今後、自分たちの世代では、さらにそういったイベントや場所を増やしていきたいと、アーウィンさんは話してくれました。
今後は、和歌山市内でも、大阪のように「飲食店をハシゴできる文化」を目指したいと、具体的なヴィジョンも持たれていて、和歌山市職員としては、とても心強いと感じました。
ちなみに、
今、アーウィンさんがおすすめする、和歌山市で若者に人気のエリアを聞いてみました
南海和歌山市駅からぶらくり丁、本町、大新、新内、JR和歌山駅までの筋が、街歩きしながら楽しめるとご紹介いただきました。
GuesthouseRICOさんを中心にして、西に南海和歌山市駅、東にJR和歌山駅へと流れるようです。
アーウィンさんのように、まちづくりに参加してみたいなと感じた方は、株式会社IKOTAS(イコタス)さんにお問い合わせをしていただくのがよいと伺っています。
みその商店街で行われている「みそのマルシェ」にお越しいただき、様子を見ていただくのもいいかもしれませんね。
株式会社IKOTAS(イコタス)代表の前川さん、noteもされているので、ご紹介しておきますね。
アーウィンさんは、「和歌山市だけではなく、和歌山県全体で全国にアピールできるイベントをつくていきたい。そういった企画・運営に携わりたいという、活気あふれる若い方と、それを実行するのにご協力いただける方たちをつなぐパイプになりたい。」とおっしゃっていました。