漬物、お菓子にしちゃいました!和食を使って和歌山を世界にPR②―和歌山市チャレンジ新商品
ご覧いただきありがとうございます。
和歌山市広報広聴課です。
「わかやま布引きだいこん」をはじめ、和歌山市ではおいしい大根が収穫できるのですが。
今回は、そんな大根を梅酢に漬けたお漬物「ぶんだら漬」を、広く皆さんに食べていただきたいと、梅光園ワールド商会株式会社 国本さんが、5年間の試行錯誤の末、開発されたスイーツ「『紀州ぶんだら漬シリーズ』つれもて来い恋いこらディナーCOOKIE」のお話の後編です。
大根のお漬物をお菓子に!?そのアイデアはどこから?
「ぶんだら漬」を使った商品を開発するとき、ごはんとセットにすることを考えていました。
令和2年度は「ぶんだら巻き寿司」がチャレンジ新商品として認定されたのですが、もっと新しい商品企画にチャレンジしたいと思い、「ごはんのお供」という固定観念から離れることを考えました。
そこで、お漬物をスイーツに!
こう考えたわけです。
日本の漬物文化というのは、毎日イキイキすごす食事としていいんじゃないかと思っています。
だから、日本でもご高齢の方からお子さまにまで食べてもらいたいと思いますし、海外の方にも知ってほしいと思って、スイーツを考えました。
お漬物をスイーツにするのに工夫された点は?
スイーツにするにあたっては、お漬物の水分調整に苦労しました。
クッキーに合わせようと思うと「ぶんだら漬」が水分のせいで分離してしまうんです。
そこでスイスの銘菓、エンガーディナーを参考に、水分を抜いた「ぶんだら漬」をキャラメルコーティングしてみました。
この試行錯誤に5年かかりました。
あとは味ですね。
お子さまも食べやすい味にしました。
お漬物のクッキーですが、コーヒーや紅茶のお供に気軽に食べてもらいたいですね。
「スイーツ」は人の心を和ませる、人間関係を良くするものだと思うので、みんなが喜ぶおやつにしたかったです。
「『紀州ぶんだら漬シリーズ』つれもて来い恋いこらディナーCOOKIE」を開発されて、心境は?
新しい商品をつくり出すときには、私はあまり販売数や売上を考えていません。
こういうのを食べていただいたらどうだろう、という空想と想像。
そこからチャレンジしてみるんですね。
ですから、みなさんの喜ぶお顔やお声が聞けたら、それが私の一番の喜びです。