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短歌、詠みませんか? #tanka #wakanoura - 「日本遺産 絶景の宝庫 和歌の浦短歌ワークショップ」開催

ご覧いただきありがとうございます。
和歌山市広報広聴課です。

今はまだ、令和5年。
西暦でいうと2023年ですけれども。
来年、2024年、和歌山市南部の和歌浦エリア、地名の由来ができて1300年の節目を迎えます。

万葉の歌聖・山部赤人が

「わかの浦に 潮満ちくれば 潟をなみ 芦辺をさして 鶴鳴きわたる」
(意訳)和歌の浦に潮が満ちると、干潟が無くなるので、葦辺を目指して、鶴が鳴きながら飛んでゆくよ

と和歌に詠んだのが、神亀元年(724年)です。
以降、和歌の浦は和歌の聖地となりました。
玉津島には和歌の神が祀られて、歌人の憧れの地となり、多くの和歌に詠われています。

万葉の時代からその風光明媚な風景で人々を魅了するこの地域は、「絶景の宝庫 和歌の浦」として、平成29年度日本遺産に認定されました。

「和歌三神」に称された和歌の名手、衣通姫尊(そとおりひめのみこと)が祀られている玉津島神社。
平安時代には、小野小町が参詣した際に袖を掛けて和歌を詠んだとされる、「小野小町 袖掛けの塀」があるなど、多くの文人墨客が、古今に渡り訪れています。


令和6年1月7日(日)から放送されるNHK大河ドラマは「光る君へ」※初回15分拡大版。
『源氏物語』を書き上げた紫式部の物語が描かれます。

紫式部が描いた『源氏物語』。
後に紫の上となる幼い姫君と光源氏との出会いを描いた「若紫」の巻には、和歌の浦が詠みこまれた歌があります。

光源氏から、幼い姫君の乳母への和歌
「葦わかの浦にみるめはかたくともこは立ちながらかへる波かは」
(意訳)まだ若く幼い姫に会うのは難しくとも、和歌の浦に寄せてはかえす波のように、ただ帰ることは出来ましょうか、いや出来ません

乳母から、光源氏への返歌
「寄る波の心も知らでわかの浦に玉藻なびかむほどぞ浮きたる」
(意訳)あなた様の本心がわからないのに、姫の心が和歌の浦の藻のように波になびいてしまっては、軽々しく見えることでしょう

短文で気持ちを伝える、和歌/短歌は、140文字で表現をする、X(旧ツイッター)でも人気だと伺います。


和歌山市では2024年。
1300年の節目を迎える 日本遺産 絶景の宝庫 和歌の浦を地域の方々と盛り上げるため、みなさまの短歌を募集中です!

短歌のテーマ:「和歌の浦」/「海の思い出」
募集期間:令和5年12月2日~令和6年1月9日
応募方法:X(旧Twitter)、はがき、応募サイトのいずれかで投稿ください。
●X(旧Twitter)の場合
和歌山市観光課「@w_city_kanko」和歌の浦短歌ワークショップ「@waka2024_tanka」をフォロー。作成した短歌に画像(写真・イラスト等)を添付し、ハッシュタグ、「#tanka」「#wakanoura」をつけて投稿ください。
※画像添付はなしでもけっこうです。
●はがきの場合
投稿する短歌と、住所・氏名・電話番号をご記入の上、郵送ください。
≪送付先≫
〒640-8511 和歌山市七番丁23番地
和歌山市 文化振興課
●応募サイトの場合。
以下のリンクからご応募ください。

ご応募いただいた短歌は50首程度を選定し、令和6年1月21日(日)に実施される「短歌ワークショップ」会場内に展示させていただきます。
また10首程度、「短歌ワークショップ」内で、歌人の田中ましろ氏に講評いただきます。講評させていただいた方には記念品を進呈いたします。

≪応募規約≫
ご応募いただく作品は、著作権・出版権が著者本人に残っているものに限り、他の媒体にて発表された作品でも可とし、和歌山市が著作物の利用について許諾を受けたものとします。
・ワークショップで展示・講評された作品は、和歌山市によりSNS、パンフレット、ポスター、和歌山市ホームページ、日本遺産「絶景の宝庫 和歌の浦」公式サイトにて、利用させていただきます。
・お一人様につき何首でもご応募いただけますが、異なる作品でお願いします。
・他人のプライバシー、著作権、肖像権など、第三者のいかなる権利を侵害していないことをお約束の上で投稿ください。それらの権利を侵害するような行為が行われた場合、それに関するトラブルの責任は一切負いかねます。
・選定結果及びその理由については回答できません。ご了承ください。

令和6年1月21日(日)開催
和歌の浦短歌ワークショップ

日本遺産を活用したコンテンツ造成事業「和歌の浦短歌ワークショップ」 チラシ

講師:歌人 田中ましろ氏(短歌×写真のフリーペーパー『うたらば』発刊 他)
日時:令和6年1月21日(日)午後1時00分~午後3時00分
場所:和歌山市南コミュニティーセンター 5階 多目的ホール
内容
1. 投稿短歌から50首程度を選定し、ワークショップ会場内に展示
2. 講演「短歌の魅力について」
3. 投稿短歌の講評(10首程度を選定) ※オンライン公開
4. 短歌カードゲーム「5・7・5・7・7」
定員:会場40名、オンライン参加(希望者全員) ※いずれも参加無料
ワークショップへの参加応募方法
はがき、または以下のリンクから遷移できる応募サイトから ※1月10日(水)締切(必着)

はがきの場合(会場参加をはがきでご応募の場合のみ:住所・氏名・電話番号をご記入の上、郵送ください。
≪送付先≫
〒640-8511 和歌山市七番丁23番地
和歌山市 文化振興課
※応募多数の場合は抽選となります。当選者のみご連絡します。


1300年前、万葉歌人 山部赤人が和歌に詠み、その絶景が多くの歌人に称賛され、和歌の神がまつられた和歌の聖地「和歌の浦」。
古くは和歌の文化は、現代のSNSのようなコミュニケーションツールでした。
和歌の文化を現代の感性で捉え直し、和歌山市、和歌の浦から発信する試みを実施します。

この機会に、みなさま、ぜひ、和歌山市に足をお運びください。

詳細は和歌山市HPからもご確認いただけます。

日本遺産を活用したコンテンツ造成事業
「和歌の浦短歌ワークショップ」問合先

産業交流局 文化スポーツ部 文化振興課
〒640-8511和歌山市七番丁23番地
TEL:073-435-1194 FAX:073-435-1294


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