着付けができなくてもラクに着られる「KIMONOWEAR」①―和歌山市チャレンジ新商品グランプリ
ご覧いただきありがとうございます。
和歌山市広報広聴課です。
今回は、和歌山放送さんにて毎週月曜日から金曜日のあさ7時25分から放送されている、和歌山市のラジオ広報番組『ゲンキ和歌山市』の収録に同行してきた様子をお届けします。
和歌山市の優れた技術やノウハウ、独創的なアイデアをもとに新商品開発に取り組む中小企業の販路開拓を応援する「和歌山市チャレンジ新商品認定制度」。
令和4年度も4事業者4商品を「和歌山市チャレンジ新商品」として認定し、そのなかでグランプリに輝いたのが、着付けができなくてもラクに着られる「KIMONOWEAR」です。
今回は、この商品の開発者の1人で、販売をされているNOI(ノイ)japan代表の旭真友梨さんにお話を伺いました。
ーー「KIMONO WEAR」とはどのような商品ですか?
着物としても着られる洋服、として開発してきました。上下セパレートの形になっていて、和歌山のニットを使用しています。
一人でも着られる形で、和歌山のニットと和歌山のメンバーと掛け合わせて和歌山のブランドとして作っております。
ーーノイという名前の由来は。
KIMONO WEAR という名前をつけるまで、NEO着物とメンバーで呼んでいました。Neoはドイツ語にするとNOI(ノイ)ということでNOI(ノイ)に決まったのですが、一人で着られるというので逆から読んだら1ON(ワンオン)とも見られるし、和の文化の無我無私という意味でNO I(ノーアイ)という和の文化を意識した部分と、ゆくゆくはナンバーワンになりたい、という想いも込めています。
ーー開発メンバーについて教えてください。
ラーメンまるいの社長の津村さんと、 T シャツプリントショップウッディーズさんの辻岡さん、主人で本町公園でコワーキングスペースcotowaをしている旭大介、それから私、という四人でチームを作りました。
開発スタートは2019年で、元々、津村さんが、その当初はインバウンドの方がまだたくさんいて、着物が自分では着られないから買って帰られない方が多い、ということで、誰でも簡単に一人で着られるものを作りたい、という思いがおありでした。
私と主人も着物の裾野を本当の意味で広げるにはそういったプロダクトが必要だろう、と思っていたので、じゃあチームとして一緒に作っていこう、ということになりました。
私は、和歌山市駅のそばで創業145年の「べにや呉服店」の5代目若女将をさせていただいてまして、幼少期から着物を残すためには広げていかないと、ということをずっと考えてきていました。色々トライもするのですが、なかなかこれといったものにたどり着けず、そんな中2019年に、このNOIのメンバーと出会えたことはすごく自分の人生にとって大きなことだったと思います。
長くなりましたので、今回はこのあたりで筆をおきたいと思います。
次回は、商品開発にあたって、こだわった点や旭さんの今後の展望などをお届けします。