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「二郎系ラーメン」は「和歌山ラーメン」好きにも通用するのか

ご覧いただき、ありがとうございます。
和歌山市広報広聴課です。

執筆を担当しておりますワタクシ、東京に住んでいた頃、ラーメン二郎が近所にありまして、
「一度食べてみたいなー」
と思いながら、店内からはみ出す長蛇の列を眺めつつ……
量が多いと噂に聞いていたこともあり、ひとりで食べきれる自信がなく、ついぞ食べないまま和歌山市に帰ってきたのが、心残りのひとつでした。

そんななか、和歌山市にも「二郎系ラーメン」が食べられるお店があると知りました。
どうやらご店主の山本さんは、横浜市からのUターンしてきた方なのだそうです。

麺屋みやび(株式会社ヤレバ 代表取締役) 山本雅和さん
和歌山市太田2丁目14-9 太田ビル1F
https://www.facebook.com/MenyaMiyabi26/
https://twitter.com/menyamiyabi

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――移住しようと思ったきっかけは?

大学生の時に「ラーメン二郎」でアルバイトをし、お店を任せてもらえるようになるまで腕を磨くことができたので、就職するタイミングで店を出そうかとも迷ったのですが、その時は、民間企業に新卒で就職して、それからずっと横浜で会社員をしていました。

元々、僕の中でメインは会社員で、副業として地元である和歌山でラーメン屋さんができたら面白いなと思っていました。
それで、普段は会社員で週末に帰省して、母が経営する「洋食みやび」のイベントというかたちでラーメン屋を出店するという感じで、2年くらいそのような生活をしていました。

当初は、会社員とラーメン屋の両立を目指したりもしていたのですが、会社の方で大きなプロジェクトが終わり、気持ちが切り替わるタイミングもあって、ラーメン屋1本でやっていこうと思うようになりました。


――和歌山市への移住。決定打は?

洋食屋のイベントとしてラーメン屋をはじめた理由には、母の「洋食みやび」の知名度を上げるという目的もあったのですが、「和歌山でラーメン二郎っていけるの?」ということを確かめる目的もありました。
それで、「洋食みやび」のイベント(月1回)をはじめて、最初は10食くらしか売れなかったのが、段々と外にお客さんが並びはじめるようになって、売り切れるようになって、売り切れると(みなさんラーメンを食べたいので)また行列ができてという風に加熱していきました。

SNSで情報を発信してくれる方もいらっしゃって、ラーメン二郎ってコアなファンの方に愛されるラーメンなのですが、和歌山でも東京と変わりなくコアなファンの方が付いてきてくれて、このラーメンを愛してくれるなっていうことを様々な方面から感じられたことが、Uターンして起業した決め手です。

――不安にはなりませんでしたか?

既にお客さんはついていたし、クラウドファンディングに出資して頂けるようなコアなファンの方も居てくださって、味にもやっていける自信もありましたが、会社を辞めた翌日はさすがに不安になりました。
また、社会から切り離されたようにも感じました。

2020年3月にオープンしたので、ちょうど新型コロナウィルスの影響が出始めていた時で、この雰囲気の中でお店をオープンしてもいいのかな?とは思いました。実際、緊急事態宣言で店を休んでから売り上げが大幅に下がりました。しかし、そんな中でもイベントの時からの常連さんだったり、お客さんには来て頂けていますので、本当にありがたいです。

――和歌山市でされていることを伺えますか?

和歌山県の主要な市に、5年計画で3店舗、10年計画で5店舗の店舗を構え、より多くのお客さまに楽しんでいただけることを目標として掲げています。
とはいえ、今はコロナ禍で大変な状況ですので、まずはこの大変な時期を乗り越えることを今は第一に考えています。

ラーメン二郎を食べたことがある方でしたら、僕の作ったラーメンが「あ、二郎の味だ」って、分かると思います。
ラーメン二郎は量が多すぎたり味が濃すぎたりするので、東京だと家族連れや女性の方はあまり食べないのですが、僕の店ではミニサイズを用意したり味をマイルドに調整したりしてたくさんの方に楽しんでいただけるような工夫をしています。


――最後に一言

僕の場合ですが、脱サラしてラーメン屋をやるということは、一般的にはちょっと非現実に感じられると思います。
でも、僕は「洋食みやび」のイベントのひとつとして、とりあえず和歌山市でラーメン屋をやってみました。

1回「やってみる」っていうのはすごく重要だと思います。

僕の会社の名前は「株式会社ヤレバ」というのですが、何事もやってみたら良いと思います。


「高校生まではあまり和歌山市が好きではなくて、地元を出た」とおっしゃっていた山本さん。
その気持ちは、同じく高校卒業とともに地元を出た私も分かります。

そして大人になってUターンをしてきた今。
「和歌山市は高校を卒業するまで僕を育ててくれた地域ですから、今、自分が起業して地元の人たちが自分のラーメンを食べて喜んでくれて、お世話になった地域を盛り上げていけるというモチベーションは地元以外で起業をするのとは違う部分だとは思います」
「『1回他所に出ていっても、地元に戻って活躍するっていう選択肢もある』ってことを僕自身が示そう!ということを人生のコンセプトにしています」

とおっしゃるのには、私も見習いたいと思いました。


Uターンを含め、和歌山市では県外からの移住・定住のご相談を承っています。和歌山市への移住・定住に関する支援等のお問合せは下記にお願いします。
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電話:073-435-1013 ファクス:073-435-1254
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・令和3年4月1日以降東京23区から移住された方


・令和3年4月1日以降和歌山県外から移住された方


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