JK的に和歌山市推せるのってドコよ⁉③- 和歌山信愛高等学校1年生「探究学習-グループワーク」~リージョン探究:地域行政分野~
ご覧いただきありがとうございます。
和歌山市広報広聴課です。
前回の記事では、和歌山信愛高等学校からご依頼を受けて実施した、1年生の「探究学習」行政課題解決に向けて令和5年7月に行ったフィールドワークについて、前編をお送りしました。
この記事では、丸一日あったフィールドワークの午後からの様子をお届けします。
行程3. 和歌山市 雑賀崎エリアのまちづくり活動を知る
フィールドワーク実施日の午後からはバスで遠出。
真夏だったので……和歌山城天守閣に登るなら午前中のほうがいいというのもあり、南部の海近くから、東部の田園地帯に向かいます。
今年度、雑賀崎で立ち上げられた「NPO法人さいかざきポッセ」のみなさまにご協力いただき、高校生に雑賀崎エリアに行ってみてもらうとともに、まちづくりについてお話しいただきました。
イタリアの世界遺産「アマルフィ」に似ていると話題になり、近年、観光地としても注目されている雑賀崎は、少子高齢化が進み、空き家が増加している地域でもあります。
傾斜地に家が密集していることから、掃除や修復が大変です。家が大きな道路に面したところにないため、活用できなければ更地にして新築にするのも難しい状況にあります。
雑賀崎らしさを守りながら、今後も住み続けられるまちづくりのため、地域の住民が力を合わせ、県外からの移住者を増やすため、地域の魅力発信や地域の受け入れ態勢の整備に力を入れ始めています。
小学校跡地を公園に整備する取組や、定期的な草刈りや清掃など、地域活動の中心となっていただいている自治会の方々など、先輩住民の取組に刺激を受け「自分たちも地域でなにかできないか」と、地域が一体になってまちづくりに取りもうとしている地域のひとつなので、今回のフィールドワークにご協力いただきました。
行程4. 和歌の聖地 「和歌の浦」を訪れる
神亀元年(724)、聖武天皇の行幸に従った宮廷歌人の山部赤人が、和歌の浦と玉津島の神々しい美しさを讃え、潮の満ち引きに躍動する大自然の風景を歌に詠み、以降、玉津島には和歌の神が祀られ、歌人の憧れの地となり、多くの和歌に詠われ、「和歌の聖地」として多くの人々を魅了してきました。
令和6年(2024)は、この地が「わかのうら」と名付けられる由来となった歌が詠まれて1300年の節目にあたります。
そういったタイミングの前年でもあったので、和歌の浦では玉津島神社さまにご協力いただき、ご由緒などお話しいただきました。
玉津島神社さまの祭神である息長足姫尊(おきながたらしひめのみこと)/神功皇后が海外へ出征する際、稚日女尊が非常な霊威をあらわされたことから、「幸先開運」を祈念して御朱印もいただきました。
和歌山信愛高等学校のみなさまの部活動をはじめとする学校生活でのご活躍を願っていただいたのだと思います。
玉津島神社さまでは、新年、春、秋に歌会が催されています。
秋にはフィールドワークにご協力いただいたお礼として、和歌山信愛高等学校のみなさまから短歌をご応募いただいたとのこと。
「令和5年玉津島神社観月短歌祭奉納短歌」で入賞されていた短歌を2首、講評とともにご紹介させていただきますね。
行程5. 和歌山市初の道の駅 四季の郷公園に行く
フィールドワークの最後は、「ぜひ行きたい」とご希望いただいていた、道の駅 四季の郷公園。
甲子園球場約7個分の広さの公園は、一日遊べる体験型の道の駅なので、丸一日のフィールドワークでヘトヘトになってもいますし、1時間でまわれないので、道の駅 四季の郷公園の味覚ゾーン「FOOD HUNTER PARK」を中心に見学いただきました。
地元農産品の直売所やBBQスペースやレストランの他、体験農園やドッグパークを整備。
四季の花々と豊かな緑の中を、幅広い年齢のお子さまが楽しめる遊具で遊べる道の駅 四季の郷公園は外遊びの季節は人気の施設ですので、「FOOD HUNTER PARK」の他の部分も体験いただければよかったなとも思いつつ……これを機会に、またお越しいただければいいなと思っています。
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一日がかりのフィールドワークを終え、グループワークや中間発表をお伺いしました。
次の投稿では、最終発表会の内容をお届けしたいと思います。
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