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全長1487km!ナショナルサイクルルート「太平洋岸自転車道」を、夏休みの9日間で走破した地方公務員の話 その2

ご覧いただきありがとうございます。
和歌山市広報広聴課です。

今回は前回投稿しました、下記記事の続きになります。

令和3年5月31日に、我が国を代表し、世界に誇るサイクリングルートとして「ナショナルサイクルルート」に指定された「太平洋岸自転車道」。
千葉県・銚子市から和歌山県・和歌山市までの太平洋岸6県をまたぐ1,487kmの自転車道を、完全プライベートの夏休みの9日間で、和歌山市職員の通称・ニシバさんが走破しました。

前回は、そもそも何故1,487kmも自転車で走ろうと思ったのかを中心にお話を伺ったので、今回は、実際に「太平洋岸自転車道」を走ってみた感想を中心に伺った内容を書かせていただこうと思います。

――「太平洋岸自転車道」走ってみて、印象に残っている風景は?

走っているときの風景は、一言で言うと、左半分は海と空の青色で、右半分は道。

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銚子市から和歌山市まで、太平洋岸を一方通行なので、ひたすら海なんですよね。

太平洋岸を走るので、走っているときは富士山は、実はあんまり見えないんです笑
でも、静岡県あたりで、背中に日本一の山を背負って走るっていうのは気持ちよかったです。

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和歌山市からは普段、富士山は見えないから、日本一の山ってすごいんだなと思いました。

静岡県で言うと「由比桜えび通り」とか。

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えびゲートをくぐるのに無茶苦茶テンションが上がりました。

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東京湾フェリーと伊勢湾フェリーの2回、船旅も楽しめます。
フェリーを降りると湿度も空気も香りも全部変わっておもしろかったです。

スタート地点の千葉県・銚子市も印象に残ってます。

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千葉県には、和歌山県にも同じ地名の「勝浦」や「白浜」がある。
醤油づくりも和歌山県から千葉県に伝わったと言われていますよね。

「お前らどこから来たんや、和歌山やったら俺らのふるさとやないか」
みたいな感じでフレンドリーに接してくれました。

カツオの釣り方も一緒みたいですね。
「けんけん釣りですか」
って聞いたら
「俺らとこけんけん釣りとは言わんけど、同じ一本釣りよ」
なんて。
太平洋岸自転車道のスタートとゴールの関係性って、濃いものがあるなっていうのを感じました。

――まさに、人と人との繋がりですね。

そうですね。
Facebookを利用して道中インターネット配信していたら、愛知県あたりから道の駅とかに追っかけてきてくれて、声かけてくれるようになったり。
静岡県のあたりからは名物のお茶を出してくれるようにまでなりましたね。

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自転車乗りにとっては、お茶とかジュースとか。
飲み物はマストですからね、各地の宣伝も兼ねておいしく飲ませていただきました。

太平洋岸自転車道って一方通行で長いので……歴史、文化、野菜も果物もあって、実際触れながら、食べながら。
満喫できるのも自転車のいいところだと思いました。
言葉の違いなんかもおもしろかったです。

――「太平洋岸自転車道」を走ってみて、今後期待するのは、どんなことでしょう。

実際、太平洋岸自転車道を走ってみて、課題はありました。
長いですからね。
物理的に通れない箇所、案内がない等の整備が行き届いていないところもありました。
こういった課題について、利用者同士が繋がって、いろいろ意見を出すことで、物理的に道路自体を繋げて。自転車乗りによりよいサイクリングルートとして整備されていければいいんじゃないかと思います。

地域によって整備の格差のほかに、賑わいの格差もありましたね。
それを各地お互いに情報共有して、自分たちのまちを変えていくこともできればいいなと思いました。

今回の試みで繋がっていただいた方々とは今後も協力していきたいですし、次に僕らと同じように走ってみようという方々のお手伝いをしたいですね。
今後、自分たちも走ってみたいよって思う方や、これをビジネスにしたい方たちを応援していきたいです。

PCR(Pacific Cycling Road:太平洋岸自転車道)を繫いじゃえプロジェクト
https://www.facebook.com/connect.the.pacific.cycling.road/

今回の経験について聞きたい方、つながった関係者を紹介してほしい方、和歌山で自転車の活用を取り組もうとしている方など、お問い合せは下記まで。

■和歌山サイクルプロジェクト公式フェイスブックページ
https://www.facebook.com/wakayamacycle/
■和歌山サイクルプロジェクト公式ブログ
http://wakayamacycleproject.hatenablog.com
■和歌山サイクルプロジェクト公式メールアドレス
wakayama.cycle.project@gmail.com


今回は、和歌山市職員の通称・ニシバさんが、完全なるプライベートで、「太平洋岸自転車道」を実走調査しました。

今後、このように実際走っていただいた方のご意見も伺いながら、和歌山市は、サイクリストの皆様にもやさしいまちづくりを目指していきます。

和歌山市に、自転車でお越しいただくのもよし。
お車や公共交通機関でお越しいただくのもよし。

サイクリングによい季節にもなりますので、自転車での和歌山市街巡りもお楽しみください!

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