漬物、お菓子にしちゃいました!和食を使って和歌山を世界にPR①―和歌山市チャレンジ新商品
ご覧いただきありがとうございます。
和歌山市広報広聴課です。
寒くなりましたねぇ。
おでんがおいしい季節です。
おでんにはぜひ!和歌山市が誇るブランド大根「わかやま布引だいこん」(令和3年農林水産省により地理的表示(GI)に登録)をご賞味ください。
「わかやま布引きだいこん」をはじめ、和歌山市ではおいしい大根が収穫できるのですが。
今回は、そんな大根を梅酢に漬けたお漬物「ぶんだら漬」を、広く皆さんに食べていただきたいと、5年間の試行錯誤の末、開発されたスイーツ「『紀州ぶんだら漬シリーズ』つれもて来い恋いこらディナーCOOKIE」のお話です。
「『紀州ぶんだら漬シリーズ』つれもて来い恋いこらディナーCOOKIE」を企画・製造されていたのは、梅光園ワールド商会株式会社 代表取締役 国本光枝さんです。
若い頃は身体が丈夫ではなかったとおっしゃる国本さん。
「食べたものが身体をつくる」ということを身をもって実感された経験を活かし、「和歌山のものを使って元気になればいいな」という思いで、和歌山の梅を使った商品開発に取組んでこられました。
今でこそギフトとして送られることの多くなった和歌山県の梅干しですが、国本さんが梅干しをギフトとして営業のために上京された頃はとても珍しがられたそうです。
和歌山の梅を多くの方に知ってもらいたいという思いは強く、ニューヨークやハワイ、アジア圏等、世界中に梅干しの営業に回ってくださっているのだとか。
取材にお邪魔した際も
「先週はモロッコに行ってまして……」
と笑顔でお話しいただきました。
国本さんが代表取締役を務める梅光園ワールド商会株式会社は創業約40年。
土地を借り、実験農園で梅を栽培するところから始められ、協力農園、協力工場を探し、ご協力いただける方の輪を広げていきました。
今回ご紹介する「『紀州ぶんだら漬シリーズ』つれもて来い恋いこらディナーCOOKIE」で使われている「紀州ぶんだら漬」。
今は大根を梅酢に漬けているのですが、当初はたまたまたくさんいただいた高菜を漬け、めはり寿司をつくられたことからはじまったそうです。
このめはり寿司がおいしかったので……
和歌山市の特産である大根も梅酢に漬けてみたら「おいしいじゃないか」と。
そして、ご近所の方にも配ってみたら「おいしいじゃないか」と。
「商品にしてみたら?」というお声もあり、商品化をしてみたら大好評!
和歌山市には、荒海に乗り出す江戸中期の豪商・紀伊国屋文左衛門の意気と壮挙をイメージ名付けた紀州おどり「ぶんだら節」という夏まつりに使われる曲があるのですが、この「ぶんだら」を取って、「ぶんだら漬」と名付けたそうです。
「ぶんだら漬」は紀州和歌山梅干し通販「梅光園」からご購入いただくことができます。
文章が長くなりましたので、今回はこの辺で。
次回は、大根の梅酢漬「ぶんだら漬」を、なぜスイーツにしてみようと思ったのか!?
ご紹介したいと思います。